中野区議会に「開かれた区議会を求める」陳情が、12/10中野区議会・本会議にて否決されました。
立憲会派9名、共産6名、無所属の小宮山区議・むとう区議・近藤区議・石坂区議
自民8名(議長除く)、公明8名、都ファ2名、吉田区議・竹村区議・いながき区議・立石区議
あと2名のところで否決に…… 討論では、加藤たくま自民区議と木村広一公明区議が反対理由を述べました。基本的に同主旨でしたので、項目ごとに見ていきましょう。
①ネット中継について
ネット録画中継を開始したのは今年2020年7月6日からで、この陳情を出した昨年11月末には未実施だったわけです。それから1年も継続審議で引き延ばしてネット中継を開始したうえで「時期を逸しているから反対」というのは、否決するために継続審査で引き延ばしたのでは? と思ってしまいます。。
②写真撮影・録音録画について
「良いけどダメ」って、正直、何を言ってるのかわからないです。
③PC持込使用について
PCを持ち込まれると「議会の審議に影響」っていうのも意味不明。PC使用でどうやって議事妨害するんだろう。要するに撮影・録音されるとマズイことがあるとしか思えないですね。居眠りとか……区の職員へのパワハラ発言とか……。
④議案・質問のHPへの事前掲載、⑤議案資料の閲覧・配布について
「変更ありうる」という前提で案内すればいいだけ。区議さんも直前の議案案内では困るでしょうに。閲覧ファイルの用意が大変なら区議会HPにアップすればいいだけ。業務改善の発想がない人たちですね。。
⑥一時保育について
区役所で開催するタウンミーティングでは事前予約での一時保育を実施しているのに、同じ建物内の区議会でできない理由はないです。ハナからやる気がない……子育て世代に傍聴されたくないことがミエミエです。
⑦車イス傍聴席、⑧手話通訳、⑨補聴機器について
もう一度いいますが、陳情を出したのは昨年2020年11月末です。。。その時はまだ、新庁舎の設計自体を検討していた頃。それから1年、継続審査で引き延ばしておいて「新庁舎で実施する計画。時期を逸している」というのはオカシナ話です。とにかく否決したかったんでしょうか。。。
この反対理由では引き下がれない
ということで、反対理由を見てもイマイチ納得がいかない、とっても理不尽な否決になりました。
「中野区議会は開かれなかった」と、これでおとなしく引き下がるわけにはいきません。
署名や関心を寄せてくださった皆さまに改めてお礼を申し上げつつ、引き続き、閉鎖的で古い体質が改善され開かれた議会になるよう、この状況や結果を周囲に伝えてほしいです。私たちもガンガン拡散していきます!