中野と対話レポート

β版【完全版】2018.9.18中野区長定例記者会見動画文字おこし.1

この記事を書いたのは
みんなの中野
「みんなの中野」は、中野のみんなのものです。 年齢や立場を超えて、中野に住んでいる誰もが、もっと中野を好きになれるように。 「対話の中野」を実現させたい。区民の声をしっかり聞いてもらいたい。中野をもっと知りたい。 あなたと区政をつなぐ架け橋になる「みんなの中野」、始めます。

2018年9月18日に開催した中野区長定例記者会見動画の完全版です
簡略版はこちら→(製作中)

改めましてみなさんこんにちは。今日はお集まりいただきまして誠に有難うございます。
本日は中野駅の新北口駅前エリアの再整備についてということで、一度報道でも流れました中野サンプラ、それからその開発についてですね、私から皆さんに説明をさせていただきたいと思っております。
座って説明させていただきます。

本日はお手元にスライドが配布されていると思いますけれども、そちらをご覧がありながら私の説明を聞いていただければと思います。お願いします。
あちらにも同じものが表示されています。

まずですね、現在の中野区役所・中野サンプラザを中心とした中野駅新北口駅前エリア、この整備につきましては、中野サンプラザやアリーナ計画のあり方など区民の皆さんの声を聞きまして、議論するプロセスを踏んだ上で、今後の方向性を示していきたいと私は考えていました。
このたび一定の意見集約や議論・検討を得たことから、現時点での考え方を今回お伝えしたいと思います。

1.区長就任後の検討経過

まず区長就任後の検討経過について、最初にご説明いたします。
区長就任後、区役所サンプラザ地区再整備推進区民会議、それから区民と区長のタウンミーティングなどの区民との対話の場を設けて意見交換を行ってまいりました。
またメールなどによっても、区民の皆さんの声が寄せられております。
また私も個人的にですね、説明会というか意見交換会を、個人的に催して3回ほど開催しておりまして、およそ100人位の皆さんの参加を得て、意見を聞いてまいりました。

それぞれの場において、中野サンプラザに対する思いや1万人アリーナ計画のあり方、それから中野駅西口改札の早期開設、それから街のバリアフリー化などさまざまなご意見をいただけましたし、タウンミーティングに参加された皆さんが付箋に書かれたご意見などを読ませていただきました。

区民の皆様の声から捉えた中野サンプラザは、思い出がいっぱいだとか、区役所もサンプラザも老朽化が心配、中野駅にエレベーターがなくて不便だとか、それから中野は子連れでは来にくい街だと思いますとか、そういった街の状況を捉えながらですね、中野駅新北口駅エリア再整備に関する課題整理を行い、主な課題として三つに集約しました。それがこの図となります。

一つ目にまず再整備は、現在進行中の中野駅の周辺の各地区整備と密接に関連しており、それぞれの進捗にお互い影響があること、特に中野駅の西口改札、これの準備についてはこの駅の周辺の開発が前提となっていること、これが一つです。
それからスライドにも書かれておりますけれども、その中野区役所の新庁舎を整備する上で、その財源確保という面からもやはり必要であることがあります。

それから2点目です。2点目にはやはり中野サンプラザ、これが開業から今45年経過しております。
施設の更新の時期を迎えており、存続させた場合には今後負担が大きいこと、また長寿命化工事あと例えば15年持たせるとした場合も、この負担がやはり大きいということがあります。
こちらのスライドにも描かれておりますけれども、区の試算では長寿命化工事仮に25年持たせるとした場合に、32億円ほどかかるという試算が出ております。一方でサンプラザ、これを取得する際にですね、借入金というのがございまして、現在44億円ほどまだ残っております。
で、一方で中野サンプラザ自体の今の収益収支はですね、毎年およそ2.5億円の利益ということでございます。
単純に計算すると、この借入金を返しながら、この長寿命化工事をしていくということはやはり経営的には厳しいという風に考えました。

それから3点目です。ユニバーサルデザインのまちづくりをやはりしていかなければいけない、ということでございます。
後ほど図で説明しますけれども、中野駅周辺は非常に高低差がありまして、歩行者の空間がやっぱり充分ではないという現状がございます。
先ほど触れました中野駅についても、エレベーターがないという課題も抱えております。
まあそんな今の駅前の空間を、ユニバーサルデザイン、どなたでも利用しやすいそんな街づくりにしていかなければいけない、そんな理由がございます。
また中野は子連れではきにくい街だと思うというご意見もありましたとおり、今後中野区は子育て先進区へと変えてまいりたいと思っております。
そんな中で駅の周辺についても、子育て中の皆さんにも当然使いやすくなる、それが必要であると思っております。
この以上のこの3点の理由から、この新区役所新北口駅前広場整備などの再整備を推進していくという考えでございます。

2.中野駅新北口駅前エリア再整備の推進

次に再整備の推進についてということで、説明をさせていただきます。
こちらの図が、中野駅新北口駅前エリア再整備の概要になります。
まず最初にこの、再整備といっているのはこの図でいうところの赤い線ですね、南側の方の赤い線、こちらの線で囲っている中野駅新北口駅前エリア、ここで駅前広場や新たな建物を一体的に整備するというのがこの計画でございます。
事業の手法、やり方については、土地区画整理事業による街区再建他、新たに生み出される床ですね、床の処分などによって事業費を賄う、市街地再開発事業を想定しておりまして、こちらについては民間の参画を得ていきたいと思っております。

次にスライド代わります。
この中野駅新北口駅前エリアは、将来にわたって人々の交流とにぎわいに満ちた、区民の誇りとなるシンボル空間の形成を目指していきたいと考えております。
中野サンプラザのDNAを継承する、新たな文化発信拠点を整備するため、民間活力を活用したプロジェクトを推進してまいります。
再整備後の施設については区ではなく、民間が経営するということに想定をしております。
再整備に当たっては、中野サンプラザのホールにおいて歴史に残る数々のコンサートが行われてきました。
これが多くの人々の交流の場として利用されてきたことなど、歴史や実績の記憶、これを大事にしていきたい。
そしてサンプラザは、複合施設の先駆けと言われていたわけですが、様々な機能の複合化、それからパッと見た印象に残る形ですね、形。それから中野は分からなくても、中野サンプラザと言えば、みなさんが知っている。
このブランドとなっている、サンプラザの名前。
この3つのDNAを新しいサンプラザに引き継いでいく考えでございます。
区民会議などを通じて、新たな中野のこのサンプラザをどのように作っていくか議論していきたいと考えております。

先日の区民会議の中でですね、サンプラザの区民会議の中で、委員である東京工芸大学の先生から「再開発にするにしても、思い出とつながる手がかりを残していくことが重要」といったご提案もありました。
また、形についてはそっくりそのままは難しいと思いますが、三角形をモチーフに用いるなどの工夫があるかと思います。
もちろん非効率的な建物では、事業採算性にも、民間が運営する場合も影響があると思いますので、いずれにしても様々なアイディアを集めていきたいと考えております。

次に1万人のアリーナ計画でございます。
これまで中野サンプラザによって街の文化が醸成されてきたように、今後も中野の街を成熟させていくためには、中野サンプラザの後継施設としてのホールやコンベーション機能が必要であると考えております。
現在の集客交流施設の考え方を踏まえながら、1万人アリーナ計画を再検討することといたします。
どのような情報、コンテンツを発信していくのが良いのか、施設の形状はアリーナ型がいいのか、ホールがいいのか、1万人という規模は本当にこれでいいのか、これらを多角的に検討を行って参りたいと考えております。
集客交流施設ではアリーナ計画ばかりに目が向きやすいですけれども、今のサンプラザの使われ方を考えますと、ホールでのコンサートはまあ特定の観客でございまして、普段一般の区民の皆様に使われているのは、バンケットや会議室ではないかと思います。
また広場も様々なイベントで使われておりますし、まさに交流とにぎわいに満ちた空間とするためには、どのような集客交流施設がいいのか皆さんと議論していきたいと考えております。

2へ続く→ https://minnaka.net/2018/09/22/nakano2/
3製作中

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